イベントに向けた改作いろいろ(3)-『ソーラー扇風機』
太陽電池でモーターとファンを回す扇風機ですが、太陽電池用のモーターを使えば、難しいことはありません。問題は、太陽電池が高価なので、割高な太陽電池用モーターを使わずに済ませたいという懐具合でした。太陽電池のカタログには、性能が最大1.7V、450mAで、普通のマブチモーター(RE-140)でも使用可能と書いてあります。手持ちの製品を電気スタンドで試してみると、大丈夫なようでしたが、事前の技術指導ではてこずりました。用意した実験用の照明は、照射面積は大きいのですが、全体に暗すぎてモーターが回転しないのです。しかし、窓際に持っていって、太陽電池を直射日光にかざすとモーターは回ります。その後のテストでも60W程度の電球では、ぎりぎりの性能だったようです。家庭でソーラー扇風機を作る場合は、迷わず太陽電池用のモーター(RF-500TBなど)を使うことをお勧めします。これならば、60Wの電気スタンドでも十分、扇風機が回ります。
また、テキスト集で使用した支柱のサイズの角材が手に入らなかったので、同程度の丸棒に代えてみました。そのため、テキスト集では支柱に取り付けていたスイッチと太陽電池の支持金具が取り付かなくなり、スイッチと支持金具は台に固定することにしました。配線はハンダ付けが望ましいのですが、工具が揃わないため、リード線をよじって接続することにしました。ハンダ付けをしないと解体が容易になるので、部品の再使用や転用に有利という理由もあります。しかし、これも、事前の技術指導の際に、スイッチの部分は細かすぎて、よじって接続するのが難しいと分かり、スイッチ部分だけは事前加工でハンダ付けするように変更しました。また、モーターを取り付ける小さい板も、直接、釘打ちをすると板が割れやすかったので、事前加工で下穴を開けておくことにしました。スイッチも、テキスト集では角材を添えて、木ネジで固定していましたが、今回は、1分硬化型のエポキシ樹脂接着剤で台に直接固定する方法に代え、部材と工具を省略して工程を簡素化しました。実は、これらの改造は手間を省くのが主眼で、必ずしも改良ではありません。家庭で作る場合は、テキスト集の方が正統な作り方と思います。
なお、このソーラー扇風機は、太陽電池と乾電池をスイッチで切り替えて使用できるようになっていますが、乾電池の部分をLEDで置き換えると、太陽光発電によるエネルギー利用(扇風機)と、風力発電によるエネルギー利用(照明)の両方の機能を持った自由工作になります。そういう発展もおもしろいと思います。
*[ソーラー扇風機]改作テキスト「solarfan.pdf」をダウンロード
