イベントに向けた改作いろいろ(2)-『ミニライト』
テキスト集では特別なキットを利用していて、このキットは市販されていません。そこで、今回は、ケースをスチロール板で自作することにしました。心得があれば誰でも作れるはずですが、小さいものなので、設計図どおりにハサミで切って、寸法どおりに折り曲げて完成させるのは、子どもには難しいと考えました。そこで、スチロール板の切断と、折り線のケガキは事前加工としました。LED(発光ダイオード)の接続は、テキスト集と同じホッチキス止めです。テキスト集では、ケースは開閉ができる箱でしたが、それでは工作が難しくなるので、両面テープで張り合わせるようにして簡素化しました。その代わり、リチウム電池の交換は(原則として)できません。アルミテープは、キッチンテープでは表面が樹脂加工されていて導電性がないため、使用できません。今回は、日曜大工店などで、建材用に市販されているアルミテープを使用しました。しかし、建材用のアルミテープは結構高いので、大量に作るのでなければ不経済です。少数ならば、家庭用のアルミフォイルを両面テープで裏打ちしても代用できます。
注意点は、アルミテープとLEDのリード線のショート(短絡)を防ぐことと、LEDの極性を間違えないこと、です。LEDの極性の見分け方は3通りあって、リード線を切る前であれば、短い方のリード線がカソード(-)、リード線を切ってしまって長さが分からないときは、電極の大きい方、または、LED下部に切り欠きのある側が、カソード(-)です。カソードはリチウム電池のマイナス極に接続するようにします。分からないときは、LED単独でリチウム電池につないでみるとよいでしょう。
点灯しなければ極性を逆にし、点灯する向きに接続すればOKです。なお、リチウム電池は、CR2032が指定されていますが、直径20mmであれば、CR2016でも構いません。ただし、容量が小さくても値段は安くならないようです。また、LEDの正統な使い方としては、保護抵抗を直列に入れますが、ミニライトでは省略しています。
さて、ミニライトで、LEDを、赤、緑、青と3種類用意すれば、3原色による加法混色の実験ができます。オリジナルでは、専用の筒を使用していましたが、白紙を用意して、ミニライトで照らすようにすれば、混色の実験ができます。ただし、色の濃淡(光の強弱)は白紙からの距離で加減します。なお、LEDの構造によっては、色の強さにムラができるので、均一になりにくいものもあります。実際、3原色の加法混色で白色を実現するのは、相当に難しいものです。
今回は、工作教室の本旨ではありませんが、工程に油性マーカーによる「お絵かき」を加えました。製作品がオリジナル・グッズになる楽しみと、誰が作ったものかを分かるようにするためです。
*[ミニライト]改作テキスト「minilite.pdf」をダウンロード
