« 電動ヘリコプター(4) | トップページ | 電動ヘリコプター(最終回) »

2008年2月 2日 (土)

電動ヘリコプター(5)

 平ギヤを軟鉄丸棒に通すには、万力にはさんで、少しずつ押します。軸になる丸棒はペンチなどではさんではいけません。傷がつくと、軸受の中で回りにくくなります。金づちでたたいてもいけません。曲がったり、端が変形して太くなったりします。軸だけ万力の金具から外れるようにして押し込みます。平ギヤの向きを間違えないように、また、押し込み過ぎないように注意します。押し込みすぎると直すのが大変です。

 回転翼の単翼をはさみで成形しますが、テキストには詳細の記載がありません。参考図にあるように、安全と破損防止のため、翼端を丸く切り落とします。また、根元は10mmの長さにわたって5mmのテーパーをつけた三角形に切り落として、ヒンジの幅に合わせます。単翼の丸め方は、力を入れ過ぎると真ん中で折れてしまうので、まず、片側の端から5mmくらいのところを両手の指でつまんで、少し丸め、徐々に長手方向にずらして行きます。次に、反対側を同じように丸めて、それから真ん中を丸めます。いっぺんに丸めてしまうのではなく、これを何回か繰り返しながら、気長に丸めていくのがコツです。丸さの見本は500mlのペットボトルです。ペットボトルを細く切り出すと、ちょうどよいゲージになります。

 脚は、ピアノ線を直径10cmの「のの字」に曲げ、アルミ管を通しておいて、中央部の両端でそれぞれ2ヶ所を圧着して止めます。脚を胴体1に木ネジで止めるときは、無理にねじ込むと木が割れます。きついときは、きりなどで孔を少し広げてからネジ止めします。

1c

 スイッチの両側の端子に電気二重層キャパシターのリード線をハンダ付けするのは、固定のためです。もし、回転翼の回転方向を間違えてしまったら、スイッチとモーターの配線を入れ替えて修正します。一般に、極性のある電解コンデンサーは、プラスとマイナスを誤接続すると、過熱してパンクすることがありますが、電気二重層キャパシターは逆に接続しても短時間ならば大丈夫です。しかし、逆回転します。充電する電池の電圧は、3Vまでにしてください。電気二重層キャパシターは2.3V仕様なので3Vでもやや加熱します。長時間充電すると過熱して発火する危険があります。充電中は目を離さず、3分以上の充電は避けてください。

2b

 回転翼の単翼をひねるときには、片方ずつ、ヒンジと単翼を貼り付けた部分を上下からしっかり押し付けながら、単翼をひねります。そうしないと、両面テープで止めた回転翼の紙の部分からはがれてしまいます。回転翼の調整は、2枚の単翼がそろって回るようにするのがコツです。ずれているときは、どちらかをひねり直してみます。差が小さくなれば正解です。

 平ギヤ(60枚)とピニオンの当たり具合は、固すぎないように、わずかに隙間があるようにします。ただし、空回りするようではいけません。ギヤが磨り減ってしまいます。また、胴体1と胴体2は、調整が済んだら接着剤で固定してください。軸受も胴体2に固定した方がよいでしょう。

 最後に、軸の軟鉄と脚のピアノ線は、そのままではさびるので、ミシン油をしみ込ませた布で軽く拭いてさび止めをしておきます。

 次回は、総括です。

« 電動ヘリコプター(4) | トップページ | 電動ヘリコプター(最終回) »

文化・芸術」カテゴリの記事